『可愛い〜!犬を飼いたい〜!』と興奮気味に話しかけてくる子供には、
まず可愛いだけじゃないよ!というデメリットの側面を伝えることも大切です。
じっくり話して伝えることで、家族でペットを飼う決断に至るまでを解説していきます。
犬を飼いたいなんて… 寂しいのかな?
『犬が飼いたいなんて、寂しいのかな、孤独なのかな?』と親としては一瞬ドキッとしてしまうことはないでしょうか?
ただ、実際には親が考えるほど深刻な理由があるわけではないので、安心してくださいね。
例えば、テレビやアニメで動物が出てきたから、自分も動物と触れ合いたい、友達のお家がペットを飼い始めた、などごく小さな出来事がきっかけとなっていることが多いようです。
どうして飼いたいと思うのか、気持ちを整理してみよう
では、実際に我が子に質問してみましょう。下記のような質問を投げかけてみてください。
どんな時に、犬が飼いたいと思ったの?
犬を飼うと、どんな嬉しいことが増えそう?
自分以外の他の家族にも嬉しいことが増えそうかな?
『可愛いから』など単純な回答ではなく、3つ程度理由を話せるようなら、
一度家族や親子で犬を飼う検討に入ってみても良いかもしれません。
犬が与える良い影響
犬を飼うことで、子供の心と体に良い影響を与えることは無数にあります。
頭ごなしに否定するのではなく、親自身もこのメリットを調べたり理解しながら、子供の気持ちに寄り添うことや、応援することが大切になってくるでしょう。
その一例をご紹介します。
- 情緒教育につながる
- 感情が豊かになる
- 忍耐力がつく
- 運動不足の解消になる(引きこもり防止)
- 規則正しい生活が身に付く
- 片付けの習慣がつく
- 家族共通の目的や話題ができる
- 命の尊さを学べる
子供にデメリットも理解させる
①お金がかかる
犬自体の購入費用も然り、他にもペットを飼うことには、ワクチン接種や日常のお世話道具。えさ代・おもちゃ代など家計に及ぼす費用負担は大きいものです。小型犬でも年間20〜30万以上は必要です。
今までは、お菓子や文房具だったりちょっとしたお買い物ついでに買ってもらえていた機会が減るかもしれません。
子供にはそういった想定シーンを伝えながら、具体的な金額も合わせて伝えていきましょう。小学生以上であればある程度は理解できるはずです。
そして親としても、飼った後に発覚する病気などに備えて、犬用の保険に入り準備しておくことも大切ですね!
②出かけ辛くなる
子犬から飼うことになれば、飼い始めはまずはお家に慣れさせる必要があり、ちょっとしかお留守番も慣れるまではできないため、外出時間も制限がかかりますし、旅行で家をあけるなんてことができなくなります。
年に何度か旅行に行く機会があるようなご家庭であれば、そもそも旅行に行く機会が減るよ、ということをあらかじめ子供に伝えておきましょう。
犬を飼うことにも慣れてきたら一緒に旅行にも行くことも可能ですが、旅行先の選択肢もペット可能な場所に限定されることは子供にとっても大きな変化になりますね。
③手間が増える
日々の生活にも、犬に関わる手間が増えます。家のスペースによっては共有スペースであるリビングかなり狭くなる可能性があったり、毎日の散歩、家の掃除、など山ほどやることが増えます。
そんな日常のお世話は、ママやパパだけがやるのではなく、きちんと子供自身にも手伝ってもらうことを約束しておく必要があるでしょう。おすすめなのは会話するだけではなく、紙に約束をメモして残しておくなど、後で見直したり確認できる状態にしておくことがよと思います。
犬を飼うことで子供に成長してほしいこと
犬を飼ったら、どんなことを手伝って欲しいか、どんな役割を担当して欲しいか、下記のようなことを伝えておくと良いでしょう。
- ごはんをもっと早く食べ終われるようにして、一緒に毎日散歩に行こうね!
- おしっこや、うんちをした時も、掃除できるように手伝ってね!
- ワンちゃんが食べたりしないように、部屋をいつも片付けておいてね。
- スマホやゲームばかりしていないで、毎日きちんと遊んであげてね。
犬を飼えるかチェック点
下記のチェック点が最低限、全て⚪︎になるか、家族内でもチェックしてみましょう!
- 家族に動物アレルギーはないか?
- 家族全員が動物を飼うことに同意しているか?
- お住まいは、ペットOKか?
- 外出頻度は多くないか?
- 必要な経費を把握できているか、確保ができているか
- 最後まで寄り添い面倒を見る覚悟があるか。
まとめ
気軽に犬を飼いたい!と言い出すお子様は多いかもしれませんが、実際に飼った後は、可愛いだけで済ませない、大変なことも多いことをきちんと伝えておく必要がありますね。
年齢によっては全てを理解できるわけではないかもしれませんが、年に合わせた伝え方にぜひチャレンジし、きちんと約束ができる状態になってから、飼うことを決めたいものですね。
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